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2017年 夏のボーナス支給日は?平均支給額も調べてみました!

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こんにちは、転職のミカタライターの佐藤です。
本日は、6月30日。多くの企業でボーナス支給日となります。このサイトをご覧頂いている方も、「周りはいくらくらい貰ってるの?」「まだ貰ってないけどいつ貰えるんだっけ?」と気になっている方が多いと思います。そんなボーナスについての話をまとめました。

ボーナスといえば、皆さん大好物ですよね!ボーナスが支給されて、さらにプレミアムフライデーでウキウキの方もいらっしゃると思います。

「転職のミカタ」目線でお話すると、ボーナスは一つの転職ポイントになります。現在進行系で動いている方も多いと思いますが、「ボーナスを貰ったら辞めよう!(転職しよう)」という方が非常に増える時期です。それに合わせて、5月、6月から人材募集をする企業も多いです。また、7月~8月頃には突発的なニーズ(突然の離職ですぐに増員が必要)も増えます。企業からすると、まさか辞めると思っていなかった人が、ボーナス後に急に辞めてしまうというケースもあり、頭を悩まされています。

求職者からすると、この時期の転職は「穴場」といった時期でしょうか。8月のお盆休み前後は、求職者の動きも鈍くなるので企業も求人を控える傾向にあります。とはいえ、夏のボーナス後に離職者が出て、普段なかなか求人の出ない企業がポツンと出たりします。とにかく、今の時期言えることは、転職を決めるなら7月中に!といったところです。

さて、本題からかなり逸れてしまいましたが、今回は夏のボーナスについて。離職中の方にはあまり嬉しい話ではないですが、転職後のボーナスについても触れますので、良ければ少しお付き合いください。

ボーナスとは?

正式には「賞与」と呼びます。毎月の給与とは別に支払われる特別な給与のことです。ご存知の方も多いと思いますが、法律的には賞与に支払い義務はありません。よく求人広告などでも「賞与あり(会社業績による)」という表記がありますが、会社の業績が悪ければ支払われない場合もありますし、急に賞与は支払いませんと方針を変えても良いわけです。ただし、賞与には社員を労う目的や、将来の労働意欲向上などの目的があるため、会社の業績が良いのに賞与は払いませんということはまずないですね。

元々は、出費の増える夏と冬(盆と暮れ)の生活補助的な意味合いで支給されていたそうです。ちなみに賞与として最も古い記録は、三菱商会(三菱財閥)らしいです。さすが。

ボーナスのシステム

ボーナスを貰ったことのないという人のために、簡単に説明します。
基本的には年2回夏と冬に支給されます。最近では、年3回(夏・冬・決算)という企業も少しずつ増えています。また、一部の企業は年1回という場合もあります。「ボーナス○ヶ月分」という言葉は聞いたことがあると思いますが、この「○ヶ月」は年間トータルの数字です。2ヶ月分であれば夏1ヶ月冬1ヶ月、3ヶ月分であれば夏1.5ヶ月冬1.5ヶ月という具合です。また、基準となる金額は、月給(手当等含む)ではなく、基本給となります。また、近年では成果主義という考え方も一般的になり、業績連動で支給される会社や、評価に応じて倍率が変わるケースも増えています。

2017年夏のボーナス支給日は?

ずばり、一番多いのは6月30日(金)です。もちろん支給日に決まりはなく、7月のところもあります。次いで多いのは7月10日(月)。多くの企業がこのあたりに支給されます。起源や理由は分かりませんが、多くの企業で慣例となっています。

ちなみに、冬のボーナス支給日は、12月10日~25日が多いです。稀に1月という企業もありますが、ほとんどの企業が12月です。

ボーナス平均支給額は?

本日は6月30日なので多くの人がボーナスを受け取っていると思いますが、マクロミルが事前に調査したアンケートの結果では、平均50万7,265円が見込み額とのことです。実際の結果とは異なる部分もあるかもしれませんが、大体こんなところでしょうか。

求人を取り扱っていても、ボーナスの支給額は本当に企業によって様々です。少ないところで年間2ヶ月分(夏1ヶ月分)、多いところで年間6ヶ月分(夏3ヶ月分)、この範囲に大体収まると思います。

このサイトをご覧頂いている方は、若い方が多いので参考までに私の周りの20代後半の実績を。私の友人で大手総合商社に勤めている人は夏冬それぞれ100万円以上貰ってます。その他の友人は、大手・中小様々ですが大体40万円~60万円(2ヶ月分)くらいの友人が多いです。平均のボーナス額は、40代~50代のベースが高い方も含んでの数字なので、自分が20万円~30万円だからと言って気にする必要は無いと思います。
※月給と同じようにボーナスも税金引かれるのでご注意ください。

以下、ITmediaビジネスオンラインから引用です。

2017年夏のボーナス、支給される? 支給予想額の平均は?--調査会社マクロミルは5月9日、ボーナス調査の結果を発表した。83.4%が「受給予定」と答え、見込み額は平均50万7265円だった。
 ボーナスの支給予想を従業員規模別に見ると、規模が大きくなるにつれ高まる傾向があった。最も高いのは500~1000人未満規模の企業で、95.4%が受給予定と回答した。一方で、従業員数が10人未満の企業では、受給予定は53.1%にとどまった。
 ボーナスの平均受給見込み額は50万7265円。業種別の平均額では、最も高いのは金融・保険業の69万3939円、最も低いのはサービス業の35万1258円だった。
 ボーナスの受給がない理由は、「支給の制度がない」が53.6%で最多となった。「制度があるが支給が見込めない」が22.3%、「制度はあるが対象外である」が21.7%--と続いた。
 調査期間は4月19~20日。15~64歳の民間企業に勤める正社員の男女1000人を対象に、ネット調査を行った。

2017年夏のボーナス、平均は? - ITmedia ビジネスオンライン

もちろん、支給されない人もたくさんいると思います。かく言う私の会社もボーナスはありません!!マクロミルの調査では、支給予定が83.4%で、支給されない予定が16.6%です。実際、別のアンケートや、過去の実績を見ると支給されている方はもっと少ないはずなので貰っていない方も安心してください!

転職1年目のボーナスはどうなる?

転職をするときに給与とともに、昇給・賞与などもチェックすると思います。「賞与あり(6月・12月)」などと書かれているけど、6月に転職してすぐ貰えるの?と気になると思います。

はっきり言ってこれは企業次第ですが、多くの企業で取り入れられている方法をお伝えします。

パターン①
日割り計算。ボーナス満額の日割り日数分(もしくは月割り)貰えるパターンです。中小でも大企業でも、ある程度しっかりした会社はこれが一番多いと思います。ただし、在籍日数が評価対象期間の内、3分の2以上とか半分以上という規定が多いです。なので、6月に中途入社した場合、夏のボーナスはもらえないケースが多いです。その場合、次の冬のボーナスから満額になります。

パターン②
1年目はボーナス無し。このパターンもままあります。お金の無い中小企業や、1年以内の早期離職が多いブラック企業などに多いです。ただし、求人の原稿内には記載義務は無いため注意が必要です。基本的には、面接の中で説明するケースが多いですが、入社するまで知らされないこともあります。企業も揉める原因となったり、離職に繋がるのであえて隠すことはしないと思いますが、もし内定後に「採用条件面談」などが設けられている場合は、質問してみても良いかもしれません。

以上2パターンが主流ですが、時期問わず満額出る会社や、寸志(5万円等の少額)固定の場合もあります。

公務員のボーナス

公務員のボーナス支給日は以下の通り。
夏 6月30日
冬 12月10日

公務員の方も今日がボーナス支給日なんです。早速ニュースで国家公務員のボーナス支給額が取り上げられていました!

今年は、平均64万2100円(1.9%増)で5年連続増加ということです。

headlines.yahoo.co.jp

最後に

長くなりましたが本日はボーナスについてのお話でした!
ボーナスは無いよりあったほうが良いですが、ボーナスが無くても固定給が高い場合や、営業なら月々のインセンティブで還元してくれる企業もあります。「ボーナス○ヶ月分」の数字は良いけど、基本給が最低ラインというパターンもあったりします。お金の部分は突っ込みづらいポイントですが、働く上で特に重要になる項目なので妥協せず選んでみてください。

それでは今日はこのへんで、また次回お楽しみに~♪